こんにちは、ゆきーた(yukita_mk)です!
今週はイエス・キリストの死と復活を記念して祝う、スペインで最も重要な宗教行事であるセマナサンタ(聖週間)。
本日はセマナサンタによく食べられる伝統的なお菓子のうち、この時期だけでなく日頃からスペイン人に愛されている"Torrijas トリハス"のレシピを紹介したいと思います。
Torrijas... "RR"だから巻き舌MAXで言ってみよう〜
日本人に馴染みのあるお菓子で例えると、フレンチトーストのスペインバージョンと言うと想像が付きやすいと思います。
昨年に引き続き、今年も家で作ったので、早速レシピを紹介します。
Torrijasの作り方
材料
・パン ※このレシピではバゲット1本使用
・牛乳 600mlほど ※このレシピでは無糖アーモンドミルクを使用
・卵 1~2個
・砂糖 大さじ1 + 最後にまぶすため適量
・シナモンスティック 1本
・レモン、オレンジの皮 少々
・バニラエッセンス(なくてもOK)
・シナモンパウダー
ヴィーガンの方は・・・
パンを卵・乳製品不使用のものに、
牛乳をお好みの植物性ミルクに、
卵をひよこ豆パウダーを水で溶いたもの(似たような食感になるそう)に
置き換えてください。
作り方
まずはお鍋にミルク、砂糖、シナモンスティック、 レモン、オレンジの皮、バニラエッセンスを入れて、時々混ぜながら沸騰直前まで加熱。(砂糖なしでも良いですし、蜂蜜などで甘みを加えてもOK)
火からおろして、蓋をして粗熱をとります。
こうすることで、シナモンや柑橘系の香りがミルクによく移るそう。



Torrijasの魅力といえば、心地の良い爽やかなスパイシーさ。
ミルクからシナモンスティック、 レモン、オレンジの皮を取り除き、パンを浸します。
昨年は鍋に直接パンを入れましたが、ミルクを吸ったパンを引き上げるのに一苦労だったので、今回はバットにパンを並べて流し込みますw
ミルクを熱した時にできる膜を取り除くためにも、一度網で漉すと良いです。
パンにミルクが染み込んだら、溶いた卵に両面をくぐらせて熱したオリーブオイルで焼きます。
多めの油で揚げ焼きするイメージで。
スペインはオリーブオイルが安いので日頃から大量消費しますが、他の植物油を使っても大丈夫。



ミルクを吸ったパンは想像以上にデリケートで、ひとつ派手に失敗しています^^;
両面焼いたら、クッキングペーパーの上で余分な油を取り、シナモンシュガーをまぶして完成。
シナモンシュガーの代わりに蜂蜜などをかけても美味しいです!
外はカリッ、中はふわトロ〜〜
マドリッド市内で食べれるTorrijas
スペイン人から愛される国民的お菓子のトリハスは、カフェなどにも置いてある定番メニュー。
本場の味を楽しんでいただくために、3軒紹介します^^
以前リピートカフェで紹介したチェーン店、Viena Capellanes(ビエナ・カペジャーネス)のTorrijasは仕上げにシロップに浸かったタイプ。口に入れると甘味がジュワッと広がります。
マドリッドのセントロ、ソル広場の近くにある老舗店 La Casa de Las Torrijas(直訳:トリハスの家)では、おなじみのトリハスはもちろん、お酒に染み込ませたものも頂けるそう。
そして王宮近くにあるCafé de Orienteでは、アイスクリームが添えられた立派なスイーツとしてトリハスが提供されています。


こちらのカフェは庭園に面しているので、テラス席でも空気が幾分か綺麗(真横に車が通るテラスが多いので;)、そして庭園の先には王宮があるので雰囲気がとっても良いです。トリハスは食べなくとも、お茶や軽く飲みに行くのにお勧めです!
また、王家も年に一度食事に来るそうで、王家専用の個室があり、見学できるので行ってみたら店員さんに一言声をかけて見てみるのも◎
王家が足を踏み入れる空間にお邪魔するのは中々できない経験だと思います。
最後に
スペインのフレンチトースト Torrijas("フレンチ"トーストと呼ぶこと自体がスペイン人から反感を受けますが。笑)、日本で手軽に揃う材料で作れるので是非トライしてみてください^^
今までもスペインオムレツやレンズ豆の料理のレシピを紹介しましたが、スペインの家庭料理は日本で揃う材料で作れるものが割と多いと感じます。
オリーブオイル、ニンニク、塩があれば大体の味付けは済む気がする!
また簡単に作れるレシピがあれば紹介しますね!
本日もお読みいただき、ありがとうございました!