こんにちは、ゆきーた(yukita_mk)です!
スペインの魅力が詰まった南部のアンダルシア地方。
フラメンコや美しいスペイン広場で有名な州都セビージャ、スペインにおけるイスラム建築の最高傑作であるアルハンブラ宮殿があるグラナダ、かつてイスラム文化の中心として栄えたコルドバ、断崖絶壁に建つ町 ロンダ、地中海に面した数々のビーチリゾート・・・
冬でも比較的温暖で過ごしやすいアンダルシア州は、情熱の国スペインを象徴するような魅力溢れる観光地が凝縮しています。
その中で、マラガに宿泊した時に訪れたネルハとフリヒリアナについて紹介したいと思います。
旅の拠点地・マラガ(Málaga)
スペインの首都マドリードから高速列車AVE(アベ)で2時間40分のマラガ。
マドリードから遠すぎず、アクセスが良いと言えるので、アンダルシア地方を旅する際にマラガを拠点に周辺の街へ訪れるのもお勧めです。
赤字はマラガからバス(https://www.alsa.com/en/web/bus/home )で行った際の目安です。日時・ルートにより所要時間・料金は前後します。
ネルハの洞窟
ネルハ(Nerja)はマラガからバスで1時間半弱のビーチリゾート。
マラガからは海外線沿いを走るので、バスの右側に座ると海が見えます☆
ヨーロッパ各地から移り住む人が多く、特にスウェーデン人に人気の別荘地なのか、不動産屋さんでは必ずスウェーデン・クローナでも金額が表示されていました。
ビーチ以外の有名観光地といえば、ネルハの洞窟。
1959年に5人の青年により偶然発見された、クロマニヨン人の居住跡です。
個々での入場はできず、オーディオガイドを持って、係員に連れられてグループで移動します。以前はなかったようですが、今は日本語オーディオもあるので、洞窟の歴史や形成過程、洞窟内に住む生物の説明など、興味深い案内をしっかりと理解することができます。



▲先ずは席について注意事項や洞窟についての簡単な歴史の説明を聞きます。
オーディオガイドはスクリーン付きで映像や写真も随時映される仕組み。
洞窟内は非常に広く、高低差もあるので400段を超える階段を上り下りしながら50分ほどかけて周ります。1959年に発見され、翌年の1960年には一般公開。階段や通路など、そんな早く整備したとは。スペインとは思えない速さに驚きました。笑



一番広い部分では、バレエやコンサートなども行われるほど。
鍾乳石が上からも下からもニョキニョキと生えている不思議な空間に魅了されました。



自然に形成されていく鍾乳石ですが、偶然にも色々なシルエットに出来上がったものも。中でも"ピサの斜塔"そのもの!の形に形成されていたものが印象的でした。
実物を見せ頂きたいので、写真は載せないでおきますね^^
一般公開されているのは洞窟のごく一部だそうですが、それでも十分な広さで見応えがありました。
アクセス・チケット予約など
マラガからネルハ行きのバスは、ネルハの駅→ネルハ洞窟の順に停まります。
運行会社はALSA(アルサ)、所要時間は約1時間半、€5.0ほどです。
Facemos a túa viaxe en autobús máis fácil - ALSA
ネルハから出発する場合も、同じ路線バスに乗ることになります。ALSAで時刻の検索ができますが、 遅延が多いのであくまでも目安ということで、参考程度にすると良いと思います。
洞窟への入場チケットはオンライン・窓口どちらでも購入可能。
オンラインだと事前割引が適用され手数料含め€11.75、窓口だと€14となります。(※オーディオガイドツアーの場合)
私はバスで行ったので遅延の可能性もあり時間が読めないと思い、到着してから窓口で購入しました。
幸い混雑しておらず、すぐ次の団体入場のチケットを購入することができました。
※他の方のブログを読むと、少し混雑しており1時間ほど待たなければいけなかったというお話もありました。
オンラインチケット購入は"Entradas Online"より。▼


▲洞窟への入り口(左)とその右側にはお土産屋さん(右)


広々としたカフェテリアもあります。
ネルハ洞窟から白い村 フリヒリアナ へ
スペインのアンダルシア地方といえばフォトジェニックな白い村でも有名ですね。
スペイン人に言わせれば、南部に行けばどこにでもあるから見つけないように過ごす方が難しいと、特段魅力的には感じないようですが笑、せっかく近くまで来たのなら行くべきだと思います。
ネルハ洞窟から地図上では近く見えるフリヒリアナですが、山奥にあるせいかアクセスがあまりよくありません。フリヒリアナまでの唯一の公共交通手段はネルハからのバス。
バスで行くには、洞窟からネルハ行きのバス → ネルハからフリヒリアナ行きのバス、と乗り換えが必要な上に、バスも1時間に1本あるかないか。
夕方にはマラガに戻り、さらにマドリード行きのAVEに乗らなければ行けなかったので、タクシーで行くことにしました。
ネルハ洞窟ではタクシーを見つけるのも一苦労。
係員に聞くと、電話で呼ばないと来ないよ、とのことで電話番号を尋ねるも、私は知らないからあっちの人に聞いてと言われ・・・他の人に聞きましたがその人も分からないとの返答(´Д` ) 仕方ないのでスマホで調べていたところ、運よくどこかから洞窟までお客さんを乗せて来たタクシーが来たので、そのタクシーを捕まえることに成功しました。
タクシーで10分ほど、白い村フリヒリアナに到着しました。
フリヒリアナ 滞在時間50分で観光
フリヒリアナ(Frigiliana)に到着したのは12:40。
帰りのフリヒリアナ→ネルハのバス時刻を確認すると、日曜日だったので13:30の次が17:00。帰りもまたタクシーに乗るのは避けたかったので、どうにかして13:30のバスに乗りたい!
滞在時間50分しかありませんでしたが、小さい村なので頂上(?)の展望スポットまで往復しながら散策するには十分でした。


▲バスやタクシーが停まる小さなロータリー(左)とネルハ-フリヒリアナ間のバス時刻表(右)



白い家々を眺めながら、上へ上へと歩いて行きます。可愛い猫ちゃん3~4匹に遭遇しました。


白い村を見下ろせる展望スポットに20分ほどで到着!
風が涼しくて気持ち良かったです^^
バスの時刻表はフリヒリアナの役所のホームページでご確認ください☆
Ayuntamiento de Frigiliana - Horario autobuses
ネルハでシーフード三昧
フリヒリアナからネルハに戻ると14:00前でランチに向かうのにちょうど良い時間でした。
海が近いのでシーフードの一択!
Googleマップで適当に見つけたシーフードレストラン La Marina へ。
"Marisqueria"と検索するとシーフードレストランを探すことができます☆
レストランへ到着すると大盛況でしばらく待つことになりました。
スペインのカジュアルレストランの良いところは、混雑していてもバーカウンターでドリンクやおつまみを頼んで、適当に空いているスペースで立ち飲みしながら待てること^^
この日は晴天で外を歩くと暑かったので、冷たいドリンクが身体に沁みます・・!




写真だと伝わらないのが残念ですが、声が大きいスペイン人で満席の店内は、かなりの大音量。声を張らないと聞こえないので小声の方は要注意ですw
ポーションが分からなかったので、控えめにイカリング・エビ・ムール貝の3皿をオーダー。旅先だと動けなくなるほど満腹になることが多いのですが、3人でシェアして腹八分目になるちょうど良い量でした。




La Marina アクセス・営業時間
ネルハのバス停からほぼ直線で徒歩10分弱で到着します。
Calle Castilla Pérez, 20, 29780 Nerja, Málaga
TEL: +34 952 52 12 99
ランチ 12時00分~16時00分
ディナー 19時00分~0時00分
水曜定休日
食事の後は海沿いに散歩して、江ノ島に来たかと勘違いするような旗を見かけました。笑


最後に
マラガからの日帰り旅行として、東に60kmほどのネルハに行き、
ネルハ滞在6時間で、ネルハの洞窟・フリヒリアナ・ランチ・カフェタイムを楽しむことができました。
ネルハの洞窟では鍾乳洞の幻想的な世界を堪能し、フリヒリアナでは急ぎ足となりましたが、スペイン南部らしい可愛い白い村を見ることができ、諦めずに行って良かったです。ちなみにフリヒリアナは観光地として栄えており、レストランやカフェ、お土産屋さんもたくさんあるので、ゆっくりと過ごすこともできます。
スペイン南部 アンダルシア地方のご旅行の参考になれば嬉しいです。
本日もお読みいただき、ありがとうございました!