こんにちは、ゆきーた(yukita_mk)です!
ヨーロッパのクリスマスと聞いて想像するのは、綺麗なイルミネーションとクリスマスマーケット!去年はドイツを5都市ほど周り、クリスマスマーケットを(飽きる程)堪能しました。
今年はここ、スペインの首都・マドリードでクリスマスを過ごします。
12月現在の街の様子を交えながらスペインのクリスマスについてお伝えしたいと思います^^
スペインのクリスマス
クリスマスといば、メインはクリスマスイブ(12/24)とクリスマス(12/25)と考えるのが一般的だと思っていましたが、カトリックの国スペインでは、1月6日のレジェス・マゴスの日までがクリスマスです。
東方の三賢者(Los Reyes Magos)が1月6日の明け方に、イエス誕生のお祝いを持って到着したと言われています。今では子供たちにもプレゼントを届けてくれるので、スペインの子供達はトナカイに乗ったサンタさんだけではなく、ラクダに乗った三賢者(三博士・三賢王とも)にもプレゼントをもらうことができるのです!
クリスマスイルミネーション
日本と同じように、マドリードでも11月末ごろから街中がイルミネーションでキラキラと輝き始めます。
街路樹はライトアップされ(表参道の1/100ぐらいですが。苦笑)、デパートのショーウィンドウもクリスマス一色。
観光客が多く集まるソル広場から伸びる道も、光が宙に浮いているようなイルミネーションが。






メトロのCallao駅前の広場には、マドリードに本社を置くデパート、El Corte Inglésがクリスマスグッズを扱う仮設店舗を構えています。



イルミネーションバスツアー"Navibus"
11月末から、マドリード市内のクリスマスイルミネーションを巡るNavibusという2階建て観光バスが走ります。
4ユーロとお得なので(以前はもっと安かったらしい)乗ってみたいと思ったのですが、18時台から23時台まで10分おきに運行しているというのに、11/25の発売日に完売したそう; 残念です。
Navibus Madrid 2019-2020 | Espacio Madrid
クリスマスマーケット
クリスマスマーケットはマヨール広場(Plaza Mayor = メイン広場)で開催されています。
クリスマスマーケット = ローカルなクリスマス定番屋台飯と暖かい飲み物(ホットワインw)片手に気の知れた友人とワイワイするものだと思っていました。
しかし!マドリード(スペイン全土?)では、クリスマスのデコレーションやおもちゃしか売っていない!
広い敷地内には60余りの屋台が並ぶというのに、飲食物はゼロ。これには結構驚きましたが、広場の外にはたくさんのバルが並んでいるので、わざわざマーケット内に出店する必要がないんですね^^



そしてもうひとつスペインならではのことが。
デコレーショングッズのメインはツリーではなく、ベレン"Belén"。
ベレンとは、スペイン語でキリストが生まれたベツレヘムを指します。
キリストがベツレヘムの馬小屋で生まれた様子を表したものをベレンと呼び、生誕シーンを再現した飾りや、お祝い訪れた東方の三博士や天使も飾ったり、大掛かりなものだと町全体をジオラマ式に作られたものもあります。


人形や馬小屋などが一つずつ販売されていて、子供の頃遊んだリカちゃん人形やシルバニアファミリーを思い出します。笑
▼ ベレンの展示を観れる場所もあるそう。
Mejores Belenes en Navidad 2019; fechas, horarios | Viajar a Madrid
クリスマスマーケットは、12/23やクリスマスイブの午前中にはもう撤去し始めるものだと思っていましたが、スペインのクリスマス本番はレジェス・マゴスの日だからか、12月31日までやっているそうです。
アクセス
メトロ: Ópera (L2, L5, R), Sol (L1, L2, L3), Tirso de Molina (L1)
営業時間: 月〜木 10:00~21:00、金〜日・祝前日 10:00~22:00
★2019年12月31日まで
クリスマスのお菓子
ドイツのクリスマスといえばシュトーレン。
スペインは・・・??
年中購入することができますが、クリスマスの時期になると品揃えが一気に増えるトゥロン"Turrón"。
アーモンドを蜂蜜、砂糖、卵白で固めたお菓子のことで、ヌガーといえばわかりやすいでしょうか。好きじゃなかったら食べきれない量でしか売っていないので、まだ挑戦できていない、いかにも甘そうなお菓子です。笑


いつも大賑わいの老舗洋菓子店La Mallorquinaにも置いてありました。(右の写真のアーモンドがぎっしり詰まったもの)
この時期になるとスーパーでよく見かけるのがパネットーネ"Pannettone"。
中にドライフルーツが入ったイタリアの伝統的な菓子パンですが、スペインでもメジャーなクリスマス菓子なようです。
日本にもあるスペインの洋菓子店、マジョルカ"Mallorca"のものを頂いたので、食べるのが楽しみです。



あとはキャンディのように包まれているポルボロン"Porvolón"という、口に入れるとホロホロと崩れるクッキーも、この時期はいつもより多く見かける気がします。
クリスマス宝くじ Lotería de Navidad
そしてクリスマスで大人たちが一番盛り上がっているのは宝くじ!
日本の年末ジャンボに当たるのでしょうか。もともと宝くじ大好きなスペイン人。クリスマス宝くじは普段宝くじを買わない人もこぞって買います。
1枚(décimo)20ユーロと高めなので、家族や友人で割り勘で買うのが定番。
(私も勤務先のチームのメンバーで買いました^^宝くじのコピーを全員分とって、全てに全員のサインをして控えとして持って置くという徹底ぶり。)
夏頃から売り出され、宝くじ売り場で買うのはもちろん、あちこちのバルにも置いてあるので、飲み仲間でお金を出し合うのも一般的。
日本と一番異なるのは、同じ番号が多く発行されるところ。
00000から99999まで100,000通りの番号があり、各番号ごとに10枚綴りになった1券が170券も発行されるのです!!20ユーロで売られているのは1券(10枚綴り)のうちの1枚なので、同じ番号が1700枚も存在することになります。
スペインのクリスマス宝くじについてわかりやすく書かれている記事を見つけました^^
運命の発表は12月22日!!!
何時間もかけて発表される、全国民が最も注目する行事となっています。
最後に
スペインで初めて過ごすクリスマス。
紹介したソル広場近くのイルミネーション以外にも、ツリーやライトアップがされているエリアがあるので見に行ってみたいと思います(^^)
そして12月22日はちょうど日曜日なので、宝くじの発表をテレビで観る予定です。笑
当たりますように!!
本日もお読みいただき、ありがとうございました!